ユキハダレノモの。再エネ100%電力使用したスキー大会

七十四年三月 その歴史は始まった。

第35回

出場クラブ数491クラブ。今シーズンは順調な積雪にも恵まれ、良好なコンディションの内に全競技が終了した。

基礎スキーの部女子は日本女子大学ベーシックスキークラブが総合3連覇を達成し、男子個人演技は仙台大学基礎スキー部の小田島敦選手が優勝して2連覇を達成した。

アルペン競技の部女子では聖心女子大学体育会スキー部が2連覇を達成した。個人でも同スキー部の平賀安奈選手が滑降・大回転・回転の3種目を制したが、スーパー大回転は惜しくも2位となり、初の4冠王は来シーズン以降に持ち越された。

距離競技の部は広島大学体育会競技スキー部の梅津健太郎選手がスプリント以外の全個人種目を制覇し、その健脚ぶりが際立っていた。

第34回

出場クラブ数526クラブ。未曾有の雪不足となり大変苦労したシーズンの大会となった。基礎スキーの部も通常の山麓コートが使えず、山頂コートでの競技となり距離競技の部も通常の5Kmコースが使えず、ショートカットして競技を行った。又、アルペン競技の部も通常の山麓コースが使えず、山頂に移動して滑降はスーパー大回転に種目変更して競技を行った。

そんな中でも、基礎スキーの部男子は信州大学基礎スキー部が総合優勝し7年ぶりに北海道勢より優勝旗を本州に持ち帰った。又、女子は日本女子大学ベーシックスキークラブが総合2連覇を達成した。アルペン競技の部女子では長野大学体育連合会競技スキー部の新谷起世選手が大回転とスーパー大回転の2種目を制したが、回転は5位となり3年続けて3冠王の夢を絶れた。次回の第35回大会よりアルペン競技の部は回転・大回転・スーパー大回転・滑降の4種目が予定され4冠王が誕生するかもしれない。

第32回

出場クラブ数549クラブ。順調な降雪に恵まれ、大会はグッドコンディションの内に終了した。アルペン競技の部は、今年度より新人戦出場の1年生も他の種目に出場できるルール改正となり、成蹊大学ルドルフ1年生の沢田陽由馬選手は新人戦優勝、滑降・回転優勝し初の4冠王かと期待されたが、大回転は自治医科大学スキー部の榎田秦明選手の2連勝により、その夢を絶たれた。しかし脅威の1年生の出現である。

基礎スキーの部は、個人演技男子で信州大学基礎スキー部の小林正幸選手が3連勝を達成した。小林選手は新人戦も優勝しており、岩岳完全制覇であり見事な活躍であった。

第33回

出場クラブ数535クラブ。シーズン当初の豪雪により、大会も豊富な雪量のなか成功裡に終了した。アルペン競技の部は女子総合で信州大学競技スキークラブが3連覇を達成し、女子個人では長野大学体育連合会競技スキー部の新谷起世選手が回転・大回転の2種目を制覇したが、滑降は2位となり2年続けて3冠王の夢を絶れた。

基礎スキーの部は、男子総合で浅井学園大学スキー部が2連覇を達成し、個人演技女子で大東文化大学白くまスキー愛好会の丸山由香里選手が2連覇を達成した。

距離競技の部は、信州大学体育会スキー部の野口誉継選手が男子の個人種目を完全制覇し、見事な活躍であった。

第31回

新たなる歴史に向かっての第31回大会は、出場クラブ数552クラブ。アルペン競技の部本戦は従来の日程より約1週間早めて3月17日より行われた。順調な降雪にも恵まれ、グッドコンディションの内に大会は終了した。

基礎スキーの部では男子は北海道大学基礎スキー部が総合4連覇し、女子は日本体育大学基礎スキー研究会が総合2連覇した。個人演技女子優勝の日本大学文理学部スノーホパーの岡田美智子選手はアルペン競技でも大回転2位、滑降3位、回転9位と活躍。

又、個人演技女子2位の東京学芸大学競技スキー部の伊藤美奈子選手も大回転優勝、滑降2位と活躍しマルチぶりを発揮した。今回より正式開催の第1回岩岳OB&OGスキー大会は3月28日に行われ男女とも1部から3部に分けた大回転に往年の先輩が頑張った。