ユキハダレノモの。再エネ100%電力使用したスキー大会

 「大会の歴史」を顧みると近年では「未曽有の雪不足」「暖冬」などという表記が多くみられますが、今年度はまさに全国的な暖冬。そして雪不足は当岩岳スノーフィールドも例外ではありませんでした。下部エリアのゲレンデが使用できず「村長杯争奪スキー大会(男女)兼アルペン男子予選会」は場所を山頂エリアの「ビューDコース」に変更し開催することとなりました。続く「基礎スキーの部」開催に向けては出場希望の参加者も多いことから、地元旅館の皆さんから雪入れ作業などもして開催につなげる努力を行いました。

 そのような状況から、またたく間に拡がりをみせた新型コロナウィルスの影響は甚大で、各地でも様々なイベントも自粛されるようになっていきました。本大会をご後援いただいている全日本学生スキー連盟、また全日本スキー連盟や関係各位のご意見なども踏まえ、本大会の実行委員会では連日協議を続けました。

 開催に向けては、参加選手や宿泊施設には手洗い、消毒、マスク着用の徹底・また風邪や発熱の症状のある選手については参加自粛のお願いを行い、開閉会式などの大勢が一同に集まる式典の自粛などリスクの軽減を図ったうえでの開催を模索する日々が続きました。

 しかし、イベント開催についての厚労省や長野県からのメッセージ、また更には2月25日長野県内において新型コロナウィルスの感染者が確認されたことなどを重く受け止め、本大会実行委員会は基礎スキーの部とアルペン競技の部を中止することになったのでありました。

 大会参加を予定されていた選手の皆様にとっては大変残念なことになってしまいました。