出場クラブ数353クラブ。今シーズンは暖冬による未曽有の雪不足と降雨等で大会の開催が心配されたが、基礎スキーの部は山麓のコートに雪入れを行いアルペン本戦は山頂と中腹に特設コースを設置して開催し何とか競技を無事終了することができた。しかしアルペン本戦のスピード系種目は滑降コースが確保できず、滑降代替でスーパー大回転が2日間のレースとなってしまった。
基礎スキーの部男子は信州大学基礎スキー部が総合2連覇を達成し女子は日本女子大学ベーシックスキークラブが総合3連覇を達成して両クラブの実力を示した。団体演技男子は北海道大学基礎スキー部が15年ぶりに優勝し女子は日本女子大学ベーシックスキークラブが10年ぶりに優勝して両クラブとも久々に団体チャンピオンに返り咲いた。個人演技男子は1年生から3連覇している北海道医療大学基礎スキー部の山野井全選手が脅威の4連覇を達成した。女子は北海学園大学基礎スキー部の神谷菜々選手が初優勝に輝いた。個人演技新人戦男子は北海学園大学基礎スキー部の伴竜馬選手が女子は新潟大学学友会基礎スキーの部の横澤茉宝選手が優勝し今後の活躍が期待される。
アルペン競技の部男子は早稲田大学スキー同好会W.S.S.が総合初優勝に輝き女子は早稲田大学モンブランスキークラブが総合初優勝を達成して早稲田勢の活躍が目立った。個人男子はスーパー大回転が新潟大学学友会競技スキー部の瀬尾真選手が代替スーパー大回転は東京工業大学競技スキー部の小林幸太郎選手が大回転は慶応義塾大学リーゼンスキークラブTFFの鈴木修太郎選手が回転は早稲田大学スキー同好会W.S.S.の山本万就選手がそれぞれ優勝し各種目で優勝を分かち合った。女子は東京理科大学Ⅰ部体育局スキー部の長澤美季選手がスーパー大回転と代替スーパー大回転の2種目で優勝し前回に引き続き大活躍であった。大回転は信州大学競技スキークラブの浦野皐月選手が優勝し1年生から4年間の活躍は見事であった。回転は宮城教育大学スキー部の中澤歩里選手が初優勝を達成した。男子新人戦は上智大学体育会スキー部アルカディアの窪嶋竜太選手が女子新人戦は慶応義塾大学リーゼンスキークラブの柏倉かほり選手がそれぞれ優勝し今後の活躍が期待される。